みなさまもくれぐれも気をつけましょう

しばらく前の出来事(9月)
例年通り法事の為に 東京 から 九州(福岡〜長崎) へと向かうのは自家用車
HI ACE この時点で走行距離は 280000km目前(のちの南三陸旅でクリア(笑))
片道軽く1000km オーバー という長距離運転
現地でもお墓まで移動したり、ちょっと買い出しへ出たりとグルグルっとすると往復で大体いつも 2500〜3000km 程度の距離になる
まぁ単純にほぼ本州を横断といったくらいの距離でしょうか

カミさんに運転させるのが苦手(というよりはどの場面においても助手席に乗っているよりは自分でハンドルを握っている方が安心する=だから公共機関にはほぼ乗らない)なので往復全て僕1人での運転が定番

長い道のりで大抵は夜中から明け方も走るスケジュールとなるのでカミさんとワン子供たちはほとんど寝てる(笑)

でも、無音の車内でぼんやりと仕事のことや仕事にまつわるその外側のことを考えながら独りハンドルを握る時間は実はあまり嫌いではなく、そういったある種「無」に近い時間は1年の中であまり取れる時間でもなく、そういった際にふと、次のアイデアや想いのようなことが湧き上がることも多々在る大切な時間

そ・し・て

事件はその帰り道で起こった
行きでなくて本当に良かったし(たぶんさすがに諦めてトンボ返り)なによりも自分も含めて生きていたことが良かった
つまり「不幸中の幸い」とはこれのこと

出発の前、実のところ本当の本音を言えばそもそもタイヤは心配の種であった
前年の冬に履いたスタッドレスタイヤのままで今年の冬には新しいタイヤに換えるつもりで、いわゆる「履き潰し」の予定でいたのだけれど、購入からの年数と車に乗っている際のタイヤの硬さ感に若干の不安は持っていた
ただし、素人ながらご存知の通り普段から車やバイクを扱ってもいるのでタイヤの溝の残りや空気圧のチェックは欠かさないので今回も出掛ける前にしっかりとチェックはしていた
溝の残りはまだ数ミリありいわゆるタイヤのプロに見てもらったとしても「そろそろ交換しても良いけれど今すぐ緊急ではない」というレベルの認識
でも・・・「なんとなく不安」この気持ちはあったからそれをきちんと拭う為にも別のタイヤに履き替えていこうかと随分悩んでいたのだけれど、コレクションの山場であったり発送や日々の仕事に追われて出発のギリギリまでどうしても全くもって時間が取れずにその不安を抱えたままだったのが事実

だからタイヤがバースト(破裂)する数秒前に「ゴゴゴー・・・!!!」という異音を僕の耳がキャッチした瞬間に「うわ!やっぱり!!」と思った

車の運転をするようになって25年以上が経ちますが、上に書いた通り元々何気に日々のチェックは欠かさないので18歳の頃の免許取り立て時代に道路陥没に気が付かずにタイヤをパンクさせて以来タイヤのトラブルは一度も合ったことがない(年間ずーっと30000kmアベレージ運転ですけど)
それでも頭の中に今回はタイヤへの不安要素があることがわかっていたのでその数秒前の異音がタイヤのものだろうと気が付くことが出来たこともこれも不幸中の幸いでもあった

場所は出発の長崎から東京のほぼほぼ真ん中(福岡からだとちょうど真ん中)の兵庫県の神戸の少し手前
3車線でジャンクションの少し手前の左巻きのカーブのところ
これまたいくつかの幸いが続くのだけれど、少し手前の道でやや渋滞がありそれを抜けたあとで車両の通行台数は少し減っていて僕も追越車線ではなく1番左の車線を走行中でかろうじて路肩も通常通りの広さがある場所だった

バーストの経験こそなかったけれど、頭の中には緊急事態の対応は入っていたのでバーストの直後に強いブレーキを踏まずに(スピン防止)軽めにハンドルを逆に当てて(タイヤが流れて垂直方向へ負荷が掛かるとホイルごとダメになるし最悪デフも損傷する)ズルズルと左の路肩へ車を寄せる

カミさんはこの時は起きていてなにが起こったのはわからずにちょっとパニック
ワンコたちも急にドタドタとした車のノイズに驚いて震えている

時間はちょうど夕暮れに差し掛かったくらい

当然すぐにハザードランプの点灯
まずは社内にカミさんたちを残してイヤホンで#9910(道路緊急ダイヤル=ハイウェイパトロール)へ電話をしつつトランクから三角反射板を取り出して車の後方100m付近に設置(あとでロードサービスの人に聞いたら設置場所は適切だった)

週末でもあったのでロードサービスの到着まではやや時間が掛かった(1h近く)
カミさんとワンコ子供たちを車内から車外へと連れ出しワンコたちは緊急用のケージ
—– こういうヤツ(ワンコ、にゃんこなどを連れてお出掛けの際は必須です)

へ入れて保護
必ず車の「後方」へ避難(前方だと万が一停めた車に追突された際に二次被害を生む)

山間の場所で少し時間的にも涼しくて
行き交う車はトラックも多く子供たちも急なことに泣いていた

幸いの幸いでスペアタイヤもちゃんとセットしていたのでロードサービスの方にテキパキと交換してもらって(以前はジャッキも持ち歩いていたけどさすがに高速の路肩でジャッキは僕でも勇気がないな)お礼に車内にあった「ポテチ」をもらってもらって(遠慮してたけど無理やり)なんとか完了

スペアタイヤと他の3本はサイズは同じだけれど溝の減り具合なども違うのでこの先の東京までの道のりはさすがに無理をせずに慎重運転でなんとか無事に帰宅
通常片道12時間(ほぼ休憩しないので)運転ですが、ロスタイム約2時間(作業待ち+後半のスピード感)・・・さすがにヘロヘロで帰宅でした

バイクも車も大好きですが
バイクは単独で乗ることが多いので多少の無理や無茶(それもイカンけど)をするけど車に関しては家族を乗せることも多いので今回のトラブルは大きな反省・・・未然に防げることを防止できなった僕の責任 幸いにして生きてたし怪我もなかったし 別の車両に大きな迷惑を掛けることにはならなかったけどそれでもやっぱり大きな反省
乗り物が好きだからこそ、日頃のメンテやトラブル防止を心がけないとなと思いました

皆様もくれぐれも日々のチェックなどお忘れなく!

 

( 週刊日和 )

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Posted by:Urano Takahiro ウラノ タカヒロ

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